タイミーの募集を見ていると、よく目にする言葉があります。
「20〜30代活躍中!」
「力持ちさん大歓迎」
「女性活躍中!未経験でも安心」
これらを見るたびに、「年齢お高めの私が行っても平気かな?」「体力的に厳しいかな?」と、一歩引いてしまうことはありませんか?
実はこれらの文言の裏には、法律という「建前」と、現場の「本音」が複雑に絡み合っています。
今回はそのリアルな事情と、私たちアラカン世代が失敗しないための職場選びのコツを紐解いてみたいと思います。
知っておきたい基本のルール「建前」
まず前提として、今の日本では、求人時に「男性限定」や「30代まで」と直接指定して募集することは、法律(男女雇用機会均等法や雇用対策法)で原則禁止されています。
だからこそ、採用側は知恵を絞って、
といった、ソフトな表現(言い換え)を使って、暗に「こういう人に来てほしい」とアピールしているという訳ですね。
フレーズに隠された現場の「本音」
では、実際の現場はどうなのでしょうか。
「20〜30代活躍中!」の本音
スピード勝負だったりスマホ等の端末操作が頻繁にある現場に多い表現です。
ただ、いざ行ってみると「真面目にコツコツ動けて、素直に指示に従える人なら年齢不問で大歓迎」というケースも。
文字通りに受け止めて諦める必要はありません。
「男性スタッフ多め」の本音
20kg以上の重い荷物を扱うなど、体力勝負の現場です。
女性や体力に自信がない場合は、この文言を「避けたほうが無難な安全マーク」として活用できます。
ここまではよくある求人の見極め方。
しかし現場で働いていると、「気になる現象」に遭遇することがあります。
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「女性活躍中」の現場に?
「男性スタッフ多め(肉体労働)」と書かれた現場に、女性が応募することは滅多にありません。
体力的な壁や職場の雰囲気を察して、自然と選択肢から外すからです。
しかし、その逆はどうでしょう。
「女性活躍中!」と書かれた軽作業の現場に、男性のワーカーさんが応募してくるケースは意外とよく見かけます。
「女性が多くて安心かな」と思って現場に行ったら、隣で男性が作業していた…という経験を持つ女性ワーカーさんも少なくないはず。
実際に、私も最初の頃は現場でびっくりしましたし、別の現場でも他の女性ワーカーさんに話をされたこともあります。
誰も悪くないし、誰も拒めない
ただこれについては構造上「誰も悪くないし、誰も拒めない」事情があります。
応募する男性側の事情:
シニア層やスキマバイトを利用する男性の中には、「もうガッツリ肉体労働の現場には体力的についていけない」という方もたくさんいます。
消去法で「自分にもできそうな軽作業」を探した結果、たまままそこが「女性活躍中」の現場だった、というケースがほとんどです。
採用(企業)側の事情:
本音では「作業の都合上、女性に来てほしい」と思っていても、法律上「男性だから」という理由で拒否することは絶対にできません。
特に人手不足の現場では、とにかく「枠が埋まること」が最優先なので、拒む余裕もないのが現実です。
男性側は「体力系」も「軽作業」も選べる(=選択肢が広い)のに対し、女性側は実質「軽作業」に絞られるのにそこにも男性が入ってくる(=選択肢が狭まる)。
地方住みアラカン世代の私たちにしてみればなおさらですが、そこは争奪戦に負けないと割り切るのみ💪
コツコツと募集をチェックして、お気に入りをたくさん作っておきましょう!
私が行ってたお仕事先(ワーク系商品ピック)でも new balance の安全靴はダントツ売れてました。かわいい!!
アラカン世代が失敗しないための「4つのチェックポイント」
こうした建前と本音が入り乱れる中で、私たちアラカン女子が「こんなはずじゃなかった!」と現場で泣きを見ないためには、募集要項のどこをチェックすればいいのでしょうか。
ポイントを4つにまとめました。
① 年齢層より「具体的な作業内容」を見る
「〇〇代活躍中」という言葉のイメージに惑わされず、「何を、どれくらいのペースでするのか」をしっかり確認しましょう。
「座り仕事なのか、立ちっぱなしなのか」「ピッキング(歩き回る)なのか、梱包(その場から動かない)なのか」。
作業内容のリアルを想像することが一番の自衛になります。
私の実体験!求人票の文字に隠れた職種選びのリアル】
ここで、私が実際に現場で体当たりして分かった「アラカンが輝ける職種」と「避けるべき職種」のリアルな境界線についてお伝えしますね。
・ホテルや旅館の「客室清掃」の罠
募集要項に「家事の延長でできる客室清掃♪」と書かれていると、私たち世代は安心しがちですよね。
でもちょっと待って!それがもし「洋室のベッドメイク」なら注意が必要です。
重いマットレスを何度も持ち上げてギューッと全力でシーツを入れ込む作業は、腰痛持ちや体力に自信がない人には正直かなりのハードワーク。
狙うなら「和室でお布団」の和風旅館がおすすめ!これまでの家事経験がそのまま生かせるうえ、時間に追われるのであっという間に終わります。
・「倉庫内の軽作業・ピッキング」の中身を見極める
「軽作業」と書かれていても、大手スーパーや事務用品の倉庫だと「2Lの飲料の箱(12kg!)」や「コピー用紙の箱」を運ばされる、隠れ肉体労働だったりします。
逆に、同じピッキングでもアパレル系の倉庫や冷凍・チルド食品を扱う冷凍冷蔵倉庫なら重いものが比較的少ないので、私たち世代でも安心して動けます。
ただし、お仕事の場所が大型倉庫なら「夏はサウナ、冬は極寒」の場合も多いので、服装での体温調節をお忘れなく!
ちなみに!冷房の効きにくい大型常温倉庫でのお仕事については、下の記事にまとめていますのでよろしければご覧ください。
② 「50代・シニア活躍中」の安心感は絶大
もし新しい現場に飛び込むのが不安なら、最初からこの文言がある求人を選ぶのが正解です。
これらの職場は、年齢に関わらず「手順通りに進めれば誰でもできる仕組み」が整っていることが多く、体力的にも精神等にも落ち着いてスタートできます。
③ 無理はしない、もし気になるならレビューや下見を
「男性スタッフ多め」の裏に、想像以上の肉体労働が隠れていることもあります。
長く楽しく働くためには、自分の体と相談して「この文言がある現場は行かない」と割り切ることも大切。
レビューを読み込んで埋もれている情報をチェックしたり、余裕があれば下見に行って場所や雰囲気などを分かる範囲で把握するのもひとつの手ですね。
④最初は「3〜4時間」の短時間案件を狙う!
私の地方の求人を見ていると、「5時間勤務(休憩なし)」の募集をよく目にするのですが、皆さまの地方はいかがでしょうか?
おそらくこれは企業側が「労働時間が6時間を超えると休憩(最低45分)を入れなければならない」という法律のルールを避けるためと想像できます。
これについて、「休憩なしでサクッと早く終わるならいいじゃない」と思うかもしれませんが、私たちアラカン世代にとって「休憩なしのノンストップ5時間」は想像以上に過酷です。
アラカン・シニアが狙うべき時間と職種は?
初めて行く現場や体力をセーブしたいなら、まずは「3~4時間」で探すのがオススメ。
この時間の募集の多くは、お店が一番忙しい「ピークタイム(一番人手が欲しい時間)」だけのピンポイント募集。
- スーパーの開店前後(朝7:00〜11:00): 朝活感覚で品出し、お昼前に退勤して午後は買い物や趣味の時間に。
- 飲食店のランチタイム(10:00〜14:00): 忙しい洗い場や簡単な調理補助だけをモクモクとこなし、ピークが去ったら即退勤。
企業が「どうしてもこの時間だけ助けて!」と困っている枠に、遅刻もしない誠実な私たちアラカンが『大人の助っ人』としてサッと現れ、仕事をきっちりこなしてサッと帰る。
これこそ、お互いにとって最高に心地いい働き方と言えるのではないでしょうか。
まとめ:私たちアラカン世代の本当の武器は「大人の誠実さ」
求人票に書かれた「年齢」や「性別」のフレーズには、文字通りに受け止めるだけでは見えてこない現場のリアルが隠されています。
でも、その文言をひとつの「物差し」として賢く使えば、自分の体力やライフスタイルに合った現場は必ず見つけていけます。
最後にお伝えしたいことがあります。
私たちアラカン・シニア世代は、若者と同じスピードで箱詰めができるわけではありませんし、たくさんの重い飲料の箱を軽々と運べる力もありません。
ですが、次々といろんな人間が流れ込む現場が今、タイミーワーカーに一番求めているのは、実は「遅刻をしない」「気持ちのいい挨拶ができる」「指示を真面目に聞く」という、当たり前の誠実さなのです。
これこそが、これまで人生経験を積んできた私たちの最大の武器です。
求人の「建前と本音」をゆるく理解し、「職種や時間の罠」を賢くかわしながら。
私たちアラカン世代は『大人の優秀なサポーター』として、これからもたくましく、お気に入りの現場を渡り歩いていきましょう!


